Zohoを利用した統合型EC環境の利用事例
利用アプリケーション
- Zoho Commerce
- Zoho CRM (Zoho One)
- Zoho Inventory (Zoho One)
- Zoho Books (Zoho One)
- Zoho Sales IQ (Zoho One)
- Zoho Campaigns (Zoho One)
になります。
ヴァズインク社は兼ねてからZoho Oneを利用されてましたので、Zoho Commerce以外は稼働済みです。
Zoho Oneの利用事例についての詳細はこちらを参照ください。
今回はこの既存のZoho Oneの環境にZoho Commerceが追加されるわけですが、
現在、Zoho CommerceはZoho Oneには現在含まれておりません。
したがって追加契約にて今回はスタータープランでお試しいただき構築しています。
ECサイト構築に必要な機能とは?
ECサイトを運営するためには以下の機能が必要かと思います。
- 商品カタログ
- カート
- クーポン発行
- 送料計算
- 決済
- 帳票発行
- メール通知
- 配送追跡
- 在庫管理
- 会員管理
これらの機能をを複数のツール組合せで実現するのか、それとも一つのツールで大部分をカバーできるようにするのか?
で構築の手間のみならず運用の負担も随分違うかと思います。
今回はもちろん、これらをZohoアプリケーションと配送追跡には連携するaftership というアプリケーションでカバーしています。
Zoho Commerceの機能はこれらECサイト機能プラスWebサイト構築のCMSの機能が合体したものです。
もともとZoho SitesというCMSがありますがこちらにEC機能が追加されたものがZoho Commerceです。
また会計周りはZoho Books、 Zoho Financeとの連携により受注書、請求書、領収書、納品書の発行と発注ごとに在庫を差し引くという在庫管理処理も行っています。
全体像は以下の図の通りです

データの同期や連携については現場合わせの部分もありましたが、
構築作業についてはクリティカルな箇所および仕様の確認は弊社が行い、
その他のデータ登録やサイトの素材組み込みなどはヴァズインク社で行っています。
弊社はこれまで、Zoho Oneを含めて100社以上のお客様にZohoを導入した経験からシステム全体像は把握できておりましたので
狙い通りのの仕組みが構築できています。
また、いくらヴァズインク社もZoho OneのヘビーユーザーとはいえBtoC向けのECサイトの経験は無いなかで、
さほど負荷なく構築していかれたのは驚異的であるとさえ思います。
これこそZoho自体がビジネスのOSであるがゆえにユーザーフレンドリーな特徴が発揮された事例であると感じています。
次回はZoho Commerceのサービスインをどう進めていったかのお話です。